Kidsお子様のペースに合わせた小児歯科
成長期のお子様のお口の健康を守るのが小児歯科です。顎のまわりが成長して変化したり、歯が生え替わったりする子どもの歯科診療は大人の診療とは異なります。またお子様が相手なので、お口まわりだけでなく心身の成長の知識も欠かせません。
坂戸にある歯医者「富士虎ノ門歯科医院」では小児歯科にも力を入れ、予防中心にお口の健康をサポートしています。
当院は子供医療協定医療機関です
坂戸市、鶴ヶ島市、鳩山町、川島町在住で、国民健康保険や社会保険に加入している中学3年生までのお子様にかかる医療費の一部負担の支給制度に対応する医療機関ですので、窓口での支払いが不要です。お住いのエリアによって償還払いとなりますので、お気軽にご相談ください。
お子様に楽しく治療を
受けていただくために
「歯医者さんが苦手」「治療をこわがる」「診療をいやがる」お子様は、治療前トレーニングから開始します。まず遊び感覚でスタッフや歯科医師と交流し心を通わせてから、無理をせず、お子様の気持ちを尊重して診療に進みます。
TSD法
小児歯科では、まずお子様の信頼を得ることからはじめます。その際には、少しずつ歯科の道具や治療に慣れてもらう方法を用いることがあります。その代表が「TSD法」で、「Tell(話して伝え)、Show(見せて理解してもらい)、Do(実際に行い慣れさせる)」方法です。
TSD法を使用した、
歯科用ミラーを入れるトレーニング
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STEP:1 Tell
「何をするのか伝える」「お口の中を見せてね。鏡さんを、お口の中に入れさせてね」
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STEP:2 Show
「鏡を見せる」「見てごらん、これが鏡さんだよ。お顔が映っているでしょ。ほら、見てみて!」
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STEP:3 Do
「鏡を口の中に入れてもらう」「鏡さんを自分で持ってみて。次はお口に入れてごらん? わぁ! 上手だね!」
【POINT】
TSD法では主役はいつでもお子様です。STEP3の「Doの段階」でも「ママにお口の中を見せて」と言わないことが大切です。お子様が自分で自分の口に鏡を入れるように促しています。
うまくできたときには、大袈裟なくらい喜んで褒めてあげてあげるようにしています。そしてお子様が嬉しそうに鏡を口に入れて、「さぁ、褒めて!」という視線をくれるようになったら、次の段階に進みます。それは、鏡を使いお子様の口の中を見ることを許してくれる段階だと考えています。これをくり返して、歯科用ミラーの次は歯科用ハンドピースに挑戦して、やがては抵抗なく診療を受けられるように慣れてもらうようにしています。
痛くなる前の予防で、
歯医者に慣れてもらうことが大切です
虫歯のリスクが発生するのは歯が生えはじめたときからです。幼いお子様は自分で口腔ケアはできません。虫歯に対する抵抗力が低い乳歯の健康を守れるのは親御さんです。虫歯にかかってしまうと痛みをともない、その治療により歯はダメージを受けます。大切なのは、虫歯にかかる前に守ることです。予防処置は痛みをともないませんので、お子様が歯医者に来ることに慣れてもらうためにも、歯が生え始めたらまずは検診にいらしてください。
なぜ予防が大切なのか
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯の原因菌は存在しません。しかし生活するうちに、まわりの大人の唾液を介して感染します。
乳歯が生えそろうのはだいたい2歳7ヶ月(生後31ヶ月)ですが、それまでに感染しなければ、その後成長してからも虫歯になりにくいといわれています。生涯にわたって虫歯のリスクを低く抑えられるように、ご家族そろって口腔ケアの意識を高め、お口のトラブル予防に努めて、お子様のお口の健康につなげましょう。
小児歯科のメニュー
ブラッシング指導
歯の生え方や年齢によって、その成長時期に合わせたブラッシング方法を指導します。幼いとひとりで汚れは落とせませんが、習慣づけが大切です。親御さんが仕上げみがきをしましょう。
フッ素塗布
フッ素には歯質を強化するはたらきがあります。歯科医院でのフッ素塗布は市販品よりも高い虫歯予防効果が期待できますので、定期的な塗布で虫歯予防効果を高めましょう。
シーラント
咬み合う面にある歯の溝は汚れが溜まりやすい部位で、虫歯になってしまうリスクが高いです。そこで、あらかじめレジン(歯科用プラスチック)で埋めて虫歯を予防するのがシーラントです。
定期健診
お子様のお口の状態に合わせて、1~4ヶ月ごとの定期健診をご提案します。予防処置を続けながら、お口の健康を守りましょう。
定期健診でのチェックポイントと
さまざまな処置
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歯科衛生士によるチェック
- 汚れが溜まっている部位がないか
- ブラッシングのアドバイスが必要か
- スケーリングが必要か
- フッ素塗布をしたほうがよいか など
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歯科医師によるチェック
- 虫歯のチェック
- 咬み合わせのチェック
- 歯並びや歯の生え替わりのチェック など
スケーリング
硬くなった歯石を除去するためには大きな力がかかり、痛みをともなうおそれがあります。歯石は、口腔内に溜まっている時間が長いと硬化して、こびりついてしまうのです。専用のスケーラーという機械を使って除去しますが、硬い歯石は高い圧力をかけないと取れないので、痛いと感じることがあります。やわらかい歯石なら痛みを感じにくいので、定期的な歯のクリーニングを心がけましょう。