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News歯周組織再生療法はインプラントよりもコストパフォーマンスが良い?
こんにちは。坂戸駅前富士虎ノ門歯科医院です。
突然ですが質問です。抜歯になる理由第1位はなんだと思いますか?
正解は歯周病で抜歯になった歯の4割近くが歯周病による原因なのです。ちなみに第2位は虫歯で3割ぐらいです。
歯周病はサイレントキラーと言われ気が付かない間に進行しています。
良くあるケースで、たまに出血するけど痛くないから放置して、
ある時何となく歯が揺れているかも!と思い歯科医院に行くと抜歯を宣告された。
でももしかしたら歯周組織再生療法を行えば抜歯せずに済むかもしれない。
そんな希望に答えられるお話しをしていきたいと思います。
今回は2020年にイタリアのCortellini先生が発表した
「歯周組織再生療法とインプラント治療を10年間比較検討」した論文を紹介していきます。
Cortellini先生は歯周組織再生療法に関して今や世界で№1と言って良いほど著明な先生です。
その先生達が10年にわたって実際の患者さんを実験対象にして
ホープレス(予後不良)と診断した歯に歯周組織再生療法を行って、骨を再生させた歯と
ホープレスと診断し抜歯してインプラント治療を行ったものでは予後にどのくらいの差がでるのかを検証しています。
結果は「有意差なし」という結論がでました。
つまり、歯周組織再生療法を行ってもインプラント治療を行っても同じくらい生存できるという結果でした。
コストパフォーマンスでいうとインプラント治療を行うよりも
歯周組織再生療法を行う方が費用は安く済みますから
歯周組織再生療法の方がコスパが良いとなりました。
これだけ聞くと歯周組織再生療法のほうが良さそうにも聞こえますが、
ホープレスと診断した歯がすべて歯周組織再生療法の適応だとは限りません。
こんな歯は歯周組織再生療法の適応外になります。
・歯根破折が由来の歯周病
・歯内病変由来の歯周病(歯の神経が感染し根の先に膿がたまる病気)
・動揺度3度(歯科医院で行う検査で診断できる)
・根分岐部病変Ⅲ度(歯科医院で行う検査で診断できる)
・根尖まで骨が溶けレントゲン写真にて歯が浮いている状態の歯
・重度喫煙者
・手術が出来ない状態の全身疾患
などが適応外になります。
歯周組織再生療法はテクニックセンシティブですべての歯科医師が行える方法ではありません。
歯周病で悩まれいる方は当医院の歯周病専門医にご相談してみてください。
また、歯周組織再生療法の術式などはホームページ内の歯周病の治療の中で詳しく書いてありますので参考にしてください。
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